海外の大学やカレッジへの進学、キャリアアップ、はたまた海外でワーキングホリデーのなど
現在、数多くの人が英語学習に日々取り組んでいると思います。
英語学習者が、どれほど英語力をもっているのか指標としてよく使われるのが資格試験の
「IELTS」、「TOEFL」、「TOEIC」ではないでしょうか。
実際に、数多くの海外の大学、大学院、カレッジは「IELTS」、「TOEFL」の一定のスコアの取得を入学条件としております。
しかし、コロナ渦以降から完全オンラインで受験できる”Duolingo English Test”の人気が高まり、
受験者も徐々に増えているようです。
そこで、今回はDuolingo English Testの特徴、テスト受けてみたの感想をお話いたします!
Duolingo English Test(DET)とは?
Duolingo English Test(以降DET)は、緑の鳥
で有名なDuolingoー言語学習アプリ会社ーが、運営している公式の英語能力判定テストになります。テストはIELTSやTOEFLと同様、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの技能で構成されています。
以下のツイッターでも記載の通り、現在、約100各国以上、5000以上の教育機関がDETでのスコアを正式に英語力を証明するものとして認められるようになりました。その中にはコロンビア大学やイェール、ハーバードMBAなど世界で有名な大学も含まれます。
また、IELTSやTOEFLと違い、完全にオンライン受験で、他にも数々のメリットがあることから英語学習者の間でどんどん需要が高まっております。
Duolingoテストは、他の試験とは違い全く新しいタイプの試験で、コンピューター適応型テスト(computer Adaptive Test)と言われる出題方式を採用しています。
これは、受験者の解答内容に応じて問題の難易度が変化します。
そのため、短時間で受験者の能力の判定が可能とされています。
Duolingo English Test(DET)の採点基準
DETは、総合スコアが160点満点で5点刻みの採点が行われます。また、DETでは総合スコアとサブスコアが出ます。
総合スコア
総合スコアは、他の英語テストの計算方法と同様で4技能の平均で算出されます
各教育機関で求められるDETの英語力は、この総合スコアを参照されます。
(場所によっては、各セクションの最低スコアを求められる場合あり)
( Reading + Listening + Writing + Spaeking ) / 4 = 総合スコア
サブスコア
一方サブスコアは、Duolingo独自のスコア計算方法です。DETの方針としては
ただ「読むだけ」「書くだけ」の単純な能力だけではなく、複数の能力を同時に使用したより実践的な英語力も
評価するべきだと考えています。
そのため、サブスコアは、英語を使用した実生活により近い総合的な言語スキルが評価されるのです。
(サブスコア用に別テストを受ける必要なし)
- Literacy (読んで書く能力) Reading + Writing の 平均スコア
- Comprehension(聞いて読む能力) Reading + Listening の 平均スコア
- Production(書いて話す能力) Writing + Spaeking の 平均スコア
- Conversation(話して聞く能力) Listening + Spaeking の 平均スコア
公式のQ&Aでも以下のように、サブスコアの利点を記載しております。
受験者は自分の得意・不得意分野についてより多くの情報を得られ、今後の言語学習における優先順位を判断できるようになります。
総合スコア比較表
基本的に、カレッジは英語力としてDET のスコアが105~110(IELTS:6程度)、大学では、120~125(IELTS:6.5~7程度)が求められることが多いです。
例)
Seneca College : Minimum score 105 to 110
University of Toronto : Minimumscore of 120 with a score of 120 in Production
このスコア表は、DETと他の英語資格試験のスコアと比較になります
Duolingo | IELTS | TOEFL iBT |
---|---|---|
160 | 8.5-9 | 120 |
155 | 8 | 119 |
150 | 117-118 | |
145 | 7.5 | 113-116 |
140 | 109-112 | |
135 | 7 | 104-108 |
130 | 98-103 | |
125 | 6.5 | 93-97 |
120 | 87-92 | |
115 | 6 | 82-86 |
110 | 76-81 | |
105 | 70-75 | |
100 | 5.5 | 65-69 |
95 | 59-64 | |
90 | 5 | 53-58 |
85 | 47-52 | |
80 | 41-46 | |
75 | 4.5 | 35-40 |
70 | 30-34 | |
65 | 24-29 | |
60 | 4 | 18-23 |
10-55 | 0-4 | 0-17 |
Duolingo English Test(DET)のメリットとは?
Duoling English Testは何と言っても「完全オンライン」、「受験料が安い」、「試験時間が短い」、この3つのメリットが学習者に選ばれている理由です。
- オンライン受験で、いつでも試験を自宅で受けれる
- 受験料が他の試験よりも安い($70)
- 試験後48時間(2日後)に結果が分かる
- 試験時間が1時間のみである
オンライン受験が可能
IELTSやTOEFLでも、コロナ以降、自宅でのオンライン受験はオプションとしては存在しますが、日程指定や取得したスコアを活用できる教育機関に限りがあったりします。
しかし、DETでは24時間いつでも自宅で受験が出来るので、自身が万全な状態で試験に挑むことが可能です。
カンニング対策としての受験環境のセッティングはかなり厳しいです。
試験時、机や周りに不要なもの置かないことはもちろん、すべてのプラグイン・ポップアップ・通知・アドオン、バックグラウンドで稼働しているものも含め、他のすべてのウィンドウやプログラムを終了もしくはOFFにする必要があります
試験時、PCカメラで自身が録画されるだけではなく、受験者のスマホとPCを連携し、スマホのカメラにて自身の手元を録画する必要もあります。
他にもさまざまな注意すべき点がありますので、公式サイト をよく確認してテストに臨みましょう

私も実際に、Windowsのポップアップの無効をし忘れ、試験中に通知が来てしまいスコアが無効になったことがありました…
受験料が安い
DETの受験料は、チケット制になっており現時点(2025年05月01日)では以下の料金となっております。
テスト1回分 | US$70 (日本円:10200円ほど) |
---|---|
テスト2回分 セット | US$118 (日本円:17,151円ほど) |
結構なお値段、、、と躊躇する人もいるかもしれませんが
他のテストの試験の受講料に比べると比較的にお手頃価格なのではないかと思います。
クーポンコードも配布しているようなのでそこから割引することも可能だと思います。
テスト名 | DET | IELTS | TOEFL | 英検 |
---|---|---|---|---|
受験料 | ¥10,200円 | ¥27,500 | ¥29,350 | ¥10,500 (級による) |
また、セットでの購入の場合、他のテスト1回分と同等の値段で複数のテストを受けることが出来るというのは、
大きなメリットになるのではないでしょうか。
DETの規則として、30日間に3回までしかテスト受けれませんのでご注意ください
テスト結果が48時間以内に確認ができる
IELTSやTOEFLなど、ほとんどの試験では、結果が出るのに少なくとも一週間がかかるのが殆どです
しかし、DTEでは受験後48時間以内に結果を確認することが出来、上記の受講料に加えて$39を支払うと
12時間以内に結果を確認することが可能です。
その為、自身がまだ試験の感覚を覚えている内に、より早く試験に対する復習が出来るのではないでしょうか。
数多くの大学、カレッジへの入学資格として利用できる
上記でも、記載しましたが
DETのスコアは、世界各地の教育機関への入学資格として認められてきております。
スコアを複数の大学に送る際も、手数料なして送信することができるので、複数の志望校がある場合は
かなりのメリットになるのではないかと思います。
DETの公式サイトにて、希望の教育機関がDuolingoを公認しているか確認してみましょう!
試験時間が60分のみとなる
他のテストの試験時間は、3~4時間とあるなか、DETはたったの60分。
その理由は、先述したようにコンピューター適応型テストを採用しているために能力判定が短時間で可能なためです。
他のIELTSやTOEFLなどのテストでは、全てのレベルの受験者が同じレベルの問題を解答します。
DETは、たった60分の間に、自身の全集中力を費やすことはできることはメリットの一つかもしれません。
特に長いテストでは、集中力が持たない方には最適ですね。
Duolingo English Test(DET)のデメリット
メリットの多いDETですが、もちろんデメリットもあります。
これには私自身の経験も含まれております。
- 試験中、AIが自身のスコアに合わせて、問題の難易度が調節される適応型テスト
- 勉強する為の教材が少ない
- 60分でのテストの為、各セクションの時間制限がかなり短い
- 問題形式が独特
難易度がAIよって調節される
IELTSやTOEFLは、自身の正解度に問わず、出題される問題の難易度は一緒です。
その為、自身が試験に対し準備をしている場合は落ち着いて取り組むことが可能です。
それに対し、DETは試験中の正解率をベースに、次の問題の難易度が調節されるので、問題難易度が上がっていくと
テンポが崩れる場合があります。



逆に、試験中、簡単すぎる問題が連続で出題された時には
前セクションでかなりの間違いをしたんだなと落ち込むこともあります…(笑)
この適応型テスト形式のため、試験対策がしにくいと言われています。
参考教材が少ない & おすすめ教材
IELTSやTOEFLと違い、DETは2016年に開始されたテストなので、参考にできる教科書、サイトがまだまだ
少ない状態です。
英語でのサイトでも参考サイト数が少ないのに、日本語での教材となれば、スズメの涙ほどになります。。
(公式HPホームページにも、練習問題がありますが数はかなり少ないです。)
その為、パラグラフ・ライティングに慣れるためにIELTSの参考書や、英作文の参考書を使用するのも一つの手段だと思います!
今回は、私自身が使用したDET用の教材とおすすめする参考書をシェアさせていただきます。
①Teacher Luke-Duolingo English Test
DETのテスト対策を中心で提供するYoutuber
各セクションごとの詳しい解説や、
解き方に対するアドバイスもくれるので
英語での動画に抵抗感がない人は是非!


②Duolingo English Test全パート解説本
数少ない、日本語でのDuolingo english test 解説本
全体的な問題の解説
初めてDETをうける方は、参考にもっていても
悪くはないかもしれません
③Arno for Duolingo
Duolingoのテストに特化した練習アプリ
サブスクリプション制度で
各セクションの練習問題は勿論、
模擬テストを受けることも可能
また、アプリ自身にDETのクーポンコードがあるので
DETのテストを割引価格で購入できる


そのほか、私はつかわなかったのですが、日本語版の教材はすごく役にたちそうなので紹介します。
Duolingoのテストに特化した対策本
④Duoling english test 総合対策
詳しい解説付きの対策本
出題形式と攻略のポイントが
詳しく解説されていて
英語初心者や初めて取り組む方には
最良の本
日本人の犯しがちなミスや心構えなどの
ポイントも役に立ちそう


60分でのテストの為、各セクションの時間制限がかなり短い
DETでは、4つの技能を60分の間に受験するので、問題1つ1つの制限時間がかなり短いです。
例えば、リーディングの一つである英文の穴埋め問題は1問につき20秒。
ライティングの一つである、写真を見て詳細を記載するディスクリプションは、1問につき1分、通常のライティング問題も、5分のみ。
とかなり短時間でどれだけレベルの高い回答が求められます。
その為、文法力や、語彙力は勿論のこと、タイピング力もかなり問われます。英語でのブラインドタッチに慣れていない人は、事前に練習が必要かもしれません。
問題形式が独特
コンピューター適応型テストということ以外でも、14個の問題形式、全19種類の問題が出題されるため、幅広い問題形式に慣れる必要があります。
その他、従来のTOEFLやIELTSとは異なり、スピーキングの評価が重視されており、スピーキング問題の割合も高いのも特徴です。
他のテストではない例をみない、音読テスト、実際に実在する単語かどうかの選択問題などユニークな問題のため、テストを受けるには、まずは問題になれる必要があります。
Duolingo English Test(DET)を受けてみて
今回、私はDuolingoを3回ほど短期間で受けて、すべてスコアは110でした。
国際的な語学力評価として知られている、CEFRでいうと[CEFR B2] 以下のレベルになります。
自立した言語使用者 B2
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
今回のテストで感じたことは、
各問題の時間制限がかなり短いので、タイピングの正確性、速度がかなり問われる試験であることです。
各セクションの観点からいうと
リーディング、リスニングは、穴埋め問題、四択問題がメインなのでトリッキーなものは無い印象です。
どれだけ練習問題に取り組み、問題に慣れるかが肝となると思います。
スピーキングは、他の試験とは異なり、会話形式でのテストではないので
少しやりづらさを感じるかもしれません。
特に、提示された写真を見て状況を1分以内に解説する問題では、ただシンプルな英語でたくさん解説をするのではなく、いかにアカデミックな文法や単語を使用するかが大切になります。
(例えば、モノクロ写真のことをA black-and-white photographというのではなく、Monochromatic photographと発言するなど。。)
ライティングには、提示された写真のディスクリプション、1分程度の会話を聞いて要約を記載、アカデミックライティングと、出題の割合はどの4技能よりも多いかもしれません。
ワード数はIELTSに比べて少ないですが、スピーキングと同様、その分どれだけレベルの高い表現、語彙を短い制限時間内で使用できるかがカギになります。
そうなると、ライティングの基礎的な力が求められるので
既に、IELTS等でライティングのスキルがある程度ある人は比較的に簡単に思えるかもしれません。
逆に、ライティングに慣れていない人はDETに特化したライティング方法を勉強というよりは、
英語のパラグラフ・ライティングの学習を1から学習直す必要があるかもしれません。
(こちらに関しては、私自身も改善するべきだとつくづく実感しております)
Duolingo English Test まとめ
DETはIELTS/TOEFLなど同様に、進学や留学に必要なテストで、採用している大学は限られますが、一部有名大学も含まれます。
メリットの多いテストですが、大事なのは自分の進学先の大学が採用しているかを確認しましょう。
- 価格、利便性、結果の配布速度の面からすぐにでもスコアは欲しい人にはおすすめ
- 教材が少ないため、ライティングなどは他の教材を使用するのもあり
- タイピングに関しては、ある程度ブラインドタッチができるように