トロントに来た、ワーホリの皆さんが一番苦労する点は、「仕事探し」!
ただでさえ、仕事難で、ネットで応募しても、レジュメを配ってもなかなか返答が来ない状況………..
そこで、今回は皆さんに、トロントのレストラン関係で働くには必須の資格「スマートサーブ」についてお話していきたいと思います!
レストラン関連の雇用主から返答率を少しでも上げるためには、取っておくべき資格です。
スマートサーブ(Smart Serve)とは
スマートサーブとは、オンタリオ州でお酒を提供する仕事に就くために必要な資格のことです。
例えば、スポーツバーでの勤務は勿論、お酒を提供している飲食店、スーパー全てで、サーバー、レジ打ちとして
働くには必須の資格となります。
正直、お酒を扱っている飲食店で、サーバー希望でスマートサーブ無しのレジュメを持って行っても、
採用される確率は殆どありません

スマートサーブ保持者ではない人を雇い、アルコールの提供を行った
場合、お店側も責任として酒類提供が出来なく事があるからだよ
ただ、逆に資格を取りサーバーとして働く事が出来れば、ファストフードよりも高いチップを手に入れることが出来るのでぜひ取得しましょう。
※スマートサーブを持っていなくても採用されてケースもありますが、その場合は採用後、スマートサーブを取得することを要求されます
スマートサーブの取得方法
ここでは、スマートサーブの資格取得方法についてお話していきたいと思います。
スマートサーブの公式サイトへアクセスする
スマートサーブは、オンラインで学習・取得が可能の資格です。
まずは、公式サイトへアクセスし、アカウントを登録してください。


スマートサーブの料金を支払う
上記のページでアカウント登録後は、支払い画面に移行します。
料金は、$44.95 CAD(2025年5月現在)で
支払い後、30日以内にトレーニングを終わらせ、最終試験に合格する必要があるので
気をつけましょう!
スマートサーブの学習
スマートサーブでは、最終テストに挑む前に、各セクションのトレーニング動画を視聴する必要があります。
資格勉強はスマートサーブの公式ページのビデオをみて学習してもらうスタイルで、教材などはありません。
全33問、True or Falseか四択だけで、試験時間は約30分内で解きます。
また、テスト自体はそれほど難しくはなく、サーバーの当たり前の知識を聞かれることがほとんどですが、英語でのテストなのである程度質問文を理解する英語力は必要です。
You can substitute one type of alcohol for another without telling the customer.
公式サイトでは、スマートサーブのトレーニングは4時間ほどで完了できると記載がありますが、日本語字幕は無しで、英語のみでの学習やノートへの書きこみ、暗記を含めると、
1日2-3時間学習で少なくとも1週間は見積もっていた方がいいです。
各セクションでは、以下のような事を学びます。
(各セクションには、復習用のゲームも存在しており内容もかなり興味深いです)
- お酒の度数をベースとした、飲酒の規定量
- お客様の泥酔具合の判断、対応の仕方
- 飲酒の為の成人確認方法
- 酒類の販売時間 など………..
私自身の学習方法
正直、セクションかなり多いのでページの一文一文を書き写しているとかなり時間がかかります。
幸い、スマートサーブの学習ページは図形、イラストが多いので
そこを中心にピックアップし、必要な部分だけメモを取るという形でいいと思います。
(私の友人は、必要な情報をスマホで写真を撮り、後でNotionでまとめるいう方法をとっていました)


私がスマートサーブの勉強をしていた際のメモ
説明は基本的に、イラストを含めて行われるので
イラストをラフに模写 + 必要な情報を記載
=> 概念的に覚えてるようにしたらOKです。
試験前の練習問題
スマートサーブの本番試験の前に、練習問題を受ける事が可能です。
問題内容は、本番時と殆ど一緒なので、ここで正解率を上げていきましょう。(正解率80%で合格)
問題の選択肢は、True or Falseか四択だけなので、間違えた問題があればどれが正解かしっかり復習しましょう。
スマートサーブ本番
トレーニングの完了、練習問題が終了すると、本番テストを受ける事が可能です。
気を付ける点は、本番テストは二回までなので、二回落ちてしまったら追加料金($29.95)を支払って
最終テストを再度受ける必要があります。(トレーニングはスキップ可能)



私は、二回で合格できず追加料金を払って三回目でようやく合格しました
(節約をしたいなら、練習問題をやりこみましょう!)
カメラ・音声は有効にして、不要なブラウザは閉じるようにしてください。
またPC周りも、何もない状態にしましょう
サイトにはアカウントに15分前にはログインしておく。
試験開始前に、WEBカメラにて、自身の顔を証明になるID(パスポートなど)を見せる必要があります。
カメラを通して、試験中は監視されているので、PC周りを覗いたり、不審な動きは避けましょう。
試験時間は30分と少し短いですが、問題数20問程度とかなり少ないので落ち着いて挑みましょう。
結果は、基本的に2時間後にメールにて確認が可能です。
80%以上の正解率で、合格です!(資格の有効期限は、5年となっております。)
以前スマートサーブは、期限なしの資格でしたが、、2021年11月末の法改正により
5年の有効期限付きとなりました。
その為、資格保持者はいつ取得したのか注意しましょう!
- 2018年6月30日以前の資格 → 2023年6月30日に失効
- 2018年7月1日以降の資格 → 5年後に失効 ※期限内に、更新用プログラム($29.95)を受講が必要
受験した感想
スマートサーブはアルコールや健康状態にまつわる内容が多いため、初めてトレーニング動画や記事を見たときには、少し苦労をしました。
例えば、「intoxicated:酩酊」、「Sober: しらふ」 など普段、馴染みのない言葉でつっかえる事が何度かありました。
ただ、上記のような重要な言葉はトレーニング中に何度も出てくるので、自然に覚えていくのではないかと思います!
また、本番の問題文は練習問題文を少しアレンジをした形になるので、問題文と答えを丸暗記するのではなく
IELTSやTOEFLの様に、問題の意図は何かを意識するのがいいかもしれません!
常に英語の記事や動画を意識してみる事が、英語学習にもつながるので
今回のスマートサーブを通して、私自身、勉強になったと感じました。
最後に
スマートサーブは、お酒を販売している飲食、スーパーでは必須の資格です。
お酒を提供しているレストランは、チップの単価も高くなる傾向にあるので
私が働いていたレストランでも、土日の忙しい日は一日100以ドル以上のチップも貰う事がありました。
皆さんも、ぜひこの資格を取得して、レジュメ配りの際にアピールしていきましょう!